火精
第3話・・・「肛虐」

「あたしが、あんたを気持ちよくしてあげるって、言ってるの」
 そう言うとわたしの制服のネクタイをスッと抜く。
 思わず松下の顔を見つめる。
「怖くないのよ、優しくやってあげるから」
 今までの蛇の目とは打って変わり、優しい目でわたしを見つめる。
 近藤たちは呆れた顔で、この光景を見ている。
 やわらか手が、わたしの薄い胸に触れる。
「あ、いや・・・」
 思わず声をもらす。
「脱ぎ脱ぎしようね」
 いくつかはじけて飛んだため、ほとんど残っていないブラウスのボタンを、松下の長い指が丁寧に外し、あまり本来の役目を果たしていない、ブラジャーを露にした。
「ふふ、可愛いブラしてるじゃない、だけどこれも、取るわね」
 優しい松下の声。
「い、いやぁ」
 わたしの拒否の声を無視して、AAカップのブラジャーを持ち上げる、ほとんど隆起してい双丘、その天辺に申し訳ないようにくっ付いてる乳頭が外気にさらされる。
「可愛い、食べちゃお」
「は、はぁぁ」
 そう言うと彼女はイキナリわたしの乳首を口に含んだ。
 電流が体を流れるような衝撃。
「おいしい、有宇子の可愛いピンクの乳首」
 そうつぶやくと、今度は舌で転がす。
「あ、ああぁぁぁ」
 思わず声が出る。
「へ、カマトトぶってても、感じやすいじゃん」
 永井の言葉も、耳に入らない。
「ビンビンに、起ってきたわよ、有宇子の乳首」
 自分でも感じる、肉体の変化を、わざわざ報告する。
「い、いぃ、いや、言わないで」
「反対側も、可愛がってあげないと、不公平ね」
 そう言うと「松下さん」はもう片方の乳首に、細い指を伸ばし、優しく転がした。
「気持ちイイ?」
 返事ができない、生まれてはじめての快感に、意識はどこかに飛びそうだった。
「返事しなくてもわかるよ、有宇子のオマンコ塗れてきたもん」
「嘘」
 思わず声を出す。
「ホントよ」
 彼女はそう言うと、誰にも触れさせたことがない、わたしのアソコを指でそっとなぞった。
「あ、あああぁぁぁ」
 あまりにもの衝撃に、わたしはビクンと痙攣する、悲鳴が視聴覚室中に響く。
「ありゃ、そんなに気持ちよかった?感じやすいのね、有宇子は」
 そう言うと彼女は濡れた指を、わたしの目の前に差し出す。
「ほら、有宇子のイヤラシイ液、あたしの指に付いちゃった、舐めてきれいにして」
 わたしは頷くと、舌を出して「松下さん」の指を舐める、あまり味はないが、少ししょっぱい、しばらくぺろぺろ舐めていると、指がぐっと押し付けられる。
「ん、んんんん」
 そのまま彼女の指を口にくわえ、舌を絡めチュウチュウ吸うように舐める。
 指で口を犯されてる。
「自分のマン汁美味そうに舐めてるぜ」
 永井がなにか言っている、でも、わたしは耳を貸さない。
 とっくにわたしのヤラシイ液体は舐めきっている、しかし、一心不乱に指を舐める。
 なぜか彼女の指が美味しい。
 その間も「松下さん」は、空いているほうの手で、わたしの胸を優しく撫でたり揉んだりひている、柔らかい細い指が心地イイ。
「あ・・・」
 指がイキナリ口から引き抜かれた、わたしは彼女の顔を見つめる。
「ふふ、モノ欲しそうな顔しないの」
 そう言うと、両手でわたしの頭を押さえ、ゆっくりと顔を近づける。
「その怯えるような目、よく見るとホント可愛い」
「ん、んん」
 彼女の唇が、わたしの唇に触れる、初めてのキス、好きでもない相手と、それも女同士一方的に、なぜかまったく嫌悪感がない。
 舌が口内に侵入しようと唇をこじ開ける、わたしは拒否せずに、受け入れる。
 彼女の長い舌が、わたしの口の中を蹂躙する。
 わたしは短い自分の舌を、彼女の舌に一生懸命絡めようとする。
 ああ、何でこんなに気持ちイイの?
 懸命に彼女の舌を吸う。
 彼女の口から、唾液が流れ込む、それを何の躊躇もなく飲み込むわたし。
 おいしい・・・
 耳元で、ゴクンと誰かが唾を飲み込む音が聞こえる。
「すごいわね、この娘・・・」
 近藤の声。
「ん、んんんん、んん、んんんんん」
 舌を絡ませ合いキスを続ける。
 キスをしながら、松下さんは巧みにブレザーとブラウス、ブラも外した。、身につけているのは、スカートと黒いハイソックスだけになった。
「は、はあぁ」
 唇が離れる。
「いや、もっと・・・」
 彼女の唇を再び求めるわたし。
 だが、彼女はそれをやんわり拒否して、わたしを立ち上がらせると、後ろに回りこみ、背中越しに胸を愛撫しながら、スカートのホックを外した。スカートが落ち足に絡まる、わたしはそれを自分の足で払いのける。
 太ももを水滴が一滴流れる。
 自分でもソコが濡れているのがわかる。太ももをすり合わせて、刺激を与えようとするが思うようにいかない。
「どうしたの?モジモジして」
 彼女が、意地悪そうに問う。
 わたしの左腕を持ち上げ、脇の下に頭を差し込むと、脇の下から脇腹までを舐めながら、右手で太ももの内側を微妙なタッチで触る。だんだん右手がアソコに近づく。
 しかし、アソコに触る直前に、彼女の手は右の脇腹へ方向を変える。
「あ・・・」
 なんで、触ってくれないの?
「なに?ハッキリ言わないとわからないわ、気持よくなりたいんじゃないの?」
「はい、なりたいです」
 肯定する。
 ああ、アソコが、こんなにムズムズする。
 もうどうなってもイイ、気持ちよくなりたい、それ以外考えられない。
 我慢しきれずに自分の手を伸ばそうとすると、彼女の手がそれを阻む。
「だめよ、ヤラシイ有宇子ちゃん、あたしが「気持イイこと教えてあげる」って言ったじゃない、自分で触ったらダメ」
「ああ、おかしくなっちゃう、お願い、放して、気持ちよく、気持ちよくなりたい」
 自分が自分じゃないみたいだ、私がこんな台詞を言うなんて・・・
「だめよ」
 しかし彼女はあっさり拒否し、さっき外したわたしのネクタイを使って、わたしの両腕を後ろ手に縛った。
「さ、これで、あたしの願いしなきゃ、気持よくなれないわね。なにをして欲しいか、お願いしなさい」
 彼女は優しく耳元でささやいた。
「あ、さ、触ってください」
「どこを?」
「あ、アソコ、触って・・・」
「アソコ?アソコってここ?」
 彼女はわたしの耳の穴に指を入れる。
 ああ、耳の穴まで気持がイイなんて・・・でも・・・違う。
「ちがう、そこじゃ・・・」
「じゃあ、ここ?」
「う、ううんんん」
 今度はおへそだ、おへそも気持イイ、ああ、どんどん変になっていく。
「ちがいます・・・」
「でも、気持よさそう」
 気持イイ、おへそも、耳の穴も、でも、ソコだけじゃ満たされない、せつない・・・
「ハッキリ言いなさい、どこ?」
「ああ、わ、わたしの、有宇子の恥ずかしいところ、触って・・・」
「恥ずかしいところ?う〜ん、わかった、ここね?」
「はうっ」
 思いもよらぬところへ、彼女の指が突然触れた。
「ああ、そこ違う・・・」
 彼女の指はわたしの「お尻の穴」の周囲を弄りだした。
「ええ〜、有宇子はお尻の穴、恥ずかしくないの?」
「は、恥ずかしいです、でも、そこじゃない・・・」
「そう?その割には気持よさそうだけど」
 気持よさそう?お尻の穴を弄られてわたし気持がイイの?
「は、はあぁ、ああぁぁ」
「気持よさそうな声出してるじゃない」
 気持イイ?そうだ、お尻の穴を弄られて気持イイんだ、わたし。
 近藤たちがこっちを見てなにか言っているようだが、わたしの耳には全然届かない、もうとっくに彼女らの視線は気にしていない。
「ね、気持がイイでしょ?お尻の穴」
 「松下さん」が問う。
「あ・・・い・・・」
 声を漏らすわたし。
「どうなの、イイの?」
 再び問う。
「い、イイです。気持ちイイです」
「どこが?どこが気持ちイイのか言って」
「ああ、お尻の穴、有宇子のお尻の穴気持イイ」
 わたしは恥ずかしい言葉をついに口に出してしまった。
「よし、正直に言ったからご褒美」
 その声とともに、お尻の穴の中に異物の挿入感が、彼女が細く柔らかい指を、わたしのお尻の穴に差し込んだのだ。
「あ、あああぁぁぁ」
 わたしは悲鳴をあげた。
「どう、有宇子のお尻に、あたしの指入っちゃった」
 耳元で囁きながら、わたしの体の中で指を動かす。
「は、はぁぁ」
 痛いのだが、その痛みの中に快感が混ざっている。
 彼女は片手で胸を愛撫しながら、お尻の穴の中の指を動かす。
「は、は、は、は・・・」
 なにがなんだか、わからない。
 放課後の視聴覚室で、意地の悪いクラスメイト4人に囲まれて、学内一の人気者である橘クンと話をしていたことで責められていたはずなのに、いつのまにか全裸でお尻の穴に指を入れられヨガリ声をあげている。
 ああ、お尻の穴がだんだん気持がよくなってくる、痛みは引かないが、快感の方が数段強い。
「どう?お尻の穴に指入れられて」
「き、気持イイ、気持イイです」
 彼女の問いに、正直に答えてしまう。
「お尻の穴で感じるなんて、有宇子はスケベね」
 そう言うと、さらにわたしの体内に入ってる指を動かす。
「はい・・・有宇子はお尻の穴で感じる、スケベな女です」
「そう、正直でいいわ、じゃあ、もっとよくしてあげる」
 彼女はそう言うと、お尻の穴に入れている指を、大きく出し入れをはじめた。
「あ、ああああ」
「気持イイ?」
 あああ、もうどうかなってしまうほどに、イイ。
「はああ、はああ、お尻の穴気持イイよ、もっと、もっと動かして。ああん、もっと激しく、もっとよくして。そう、イイ、イイよう・・・お尻の穴、有宇子のお尻の穴イイ。はあん、おかしくなっちゃう、有宇子おかしくなる、ああぁぁ、松下さんの指、松下さんの指がイイ、ああ、ダメ、やめて、イヤ、やめないで。ああ、おかしくなる、おかしくなるよぅ・・・あ、あ、あ、ああああぁぁぁぁぁぁぁ」
 あられもない絶叫を上げると、わたしの意識は飛んだ。

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